やがて書きあぐねし凡情

=今日も何もなかった=

人生はタイムマシンのように足早に過ぎる

私が小説を書くときに禁じ手としているのが、「タイムスリップ」や「時空の移動」です。これを用いていいのならなんだって書けると思えるからです。あり得ないことを前提にして書いた小説なんて、まったくリアリティがありません。 しかし一方で、最初からそ…

守るべき名誉とは何だったのか

驚いた国会議員もいたものです。まさか北方領土を取り返すために「戦争をやろう」と提案するとは。「戦争」という言葉は、「反対」という文脈の中で使われることがほとんどなので、ことさら重く受け止めることはなかったのですが、推進する文脈で使用すると…

1から2は安直だが、ゼロから1は苦悩する!

実はブログに取り組むのは、これが3度目になるのですが、それ以前の2回はそれほど長く続きませんでした。理由ははっきりしています。 1度目の失敗は筆者を柴犬にして、擬人化して書いたからです。これでは扱うネタは限られるので、早々に行き詰まってしまい…

掌小説『マイクルの野望』を完結まで掲載しました

今回は約25年前、とある研究誌で発表した短い小説をご紹介します。この頃書いた小説は、時代の変化に追いつけず現在では紹介できないものが多いのですが、これは何とか時代を超えても耐えられるのではないかと判断しました。どうぞお楽しみください。 『マイ…

恋人を守る命は何個あるのか

驚きました。米国のトランプ米大統領が大相撲夏場所千秋楽を観戦する予定に合わせて、日本相撲協会が正面升席をすべて確保しているというのですから。これは、第二次世界大戦敗戦後GHQによって接収された国技館がメモリアルホールと改称されて以来の米国によ…

優先席のボスは生年月日で決めるのか?

約30年ぶりに、鴨川納涼床で懐石料理を楽しんできました。帰りの電車で空席は優先座席のみ。やむなく座ると、あの悪夢が蘇ってきました。 そんなわけで、今回は以前に掲載した「爺は滅びて眠れる森で美女は眠る」を再掲します。ブログ開始直後の記事だったた…

体温計で身長を測る方法はあるのか?

女性は男性の3倍喋っているといわれていますが、その大半は愚痴であるように思えます。私も女性の愚痴を聞くことがよくありますが、不思議なのはその宿敵をものすごく価値のある存在として自ら認めている点です。 温度計で高さを測る人 私はそういうときには…

他人の心配をするのは善人だからではない!

日々、意味のないことをやっていると感じることがあります。それは、ビヨンセやテイラー・スイフトのインスタグラムに「いいね」を押すことです。既に私が押す時点で100万いいね、200万いいね超えをしていますから、いまさら一人増えようが何の意味もありま…

プライドは高くても他人には見えない

勤め人時代は、他人からあれこれ指摘をされると妙に腹立たしく思ったものです。しかしフリーランスとなった今、なぜあんなことで腹を立てたのだろうと不思議に思えてなりません。 結局あのプライドは、競争社会の中で自分を奮い立たせる役割、つまりモチベー…

母の日は父とダンスを踊ろう

ある相談コーナーに「『母の日』に姑に何を贈ればいいのか悩んでいる」というものがありました。何を悩んでいるのでしょう。答は「『姑の日』に贈ればいい」です。 そんなものありませんけどね。 「母の日」は5月の第2日曜ではない 母の日は米国では国民の祝…

中原中也から学ぶ!別れ際の哲学

「別れ」をテーマにすると、私はいつもある光景を思い出します。今から30年以上も前のことです。同僚たちと飲み明かした後の帰宅途上、公衆電話ボックスの中から「アケミ、俺を捨てんでくれ」と叫ぶ男の声が聞こえてきたのです。あまりに悲壮な叫びだったの…

その天ぷらの衣は、なぜ食べられなかったか?

本当に見事な仕上がりのエビの天ぷらだったんです。こんなものを家庭で味わえる日がくるなんて夢のよう。それもこれも高品質ガスレンジのおかげです。購入すれば30万円近いガスレンジをリースしたのです。鍋の油の温度が管理できるという優れもの。猿でも天…

この行列は順番を無視してもクレームはありません!

もうこの歳になると行列に期待することはやめました。いくら並んでも喪失する時間よりも大きな利益が得られるとは思えないからです。余命10年だと仮定すると、2時間も行列に並ぶことは、もはや浪費でしかありません。 かつて2時間の行列は平気だった 行列し…

ボッチが集う「ボッチの会」にボッチはいない

いつも「自分は孤独だ」と嘆いている高齢女性が、同類の人達と「ボッチの会」なるものを結成したと嬉々と語っていました。会員資格は「いつもひとりぼっちで仲間のいない女性」であれば誰でも歓迎とか。時々皆で集まって飲み会をやるらしい。 「いやいや『会…

他人を批判もせずに日が暮れて

「総理大臣を批判した」といえば威勢がいいようですが、その実、電車でマナー違反をしている若者に注意をする方が何百倍も勇気を要します。総理を批判したところで何のリアクションもありませんが、若者は殴ってくる可能性がありますからね。 テイラーの新曲…

街でライオンと出会ったら挨拶はした方がいいの?

昔は犬の飼い主もずいぶんとずさんで、路上で放し飼いにしている方がよくいました。子ども達は犬によく吠えられたり、追いかけまわされたりしたものです。そうした体験がトラウマになって、大人になっても犬が怖いと感じる人が少なからずいるのではないでし…

衝動を押さえるには周到な準備を怠りなく

電子書籍がなかなか普及しないようです。書籍全体の13%とのことですが、コミックを除けばこの数値はかなり下がります。アメリカの普及率は30%超といわれいますから、この数字がいかに低いかが分かります。私も10年前からkindleを持っていて、現在3代目です…

ダジャレ親父はラッパーだった!

職場の上司や家族の中に駄洒落を連発する人はいませんか。「布団がふっとんだ」「こんにゃくは今夜食う」「下手な洒落はやめなシャレ」とか言われても、うざいばかりでちっとも面白くありませんよね。しかし安易に侮ってはいけません。そのダジャレ親父は、…

7月のある暑い日、なぜ彼女は外出したのか?

ひとりの女性の動向を探るとストーカー扱いされますが、相手が故人だと批判されることはありません。彼女が何月何日にどこに何をしに行ったのか探っていきましょう。 私のブログでは既に3回目の登場となる歌人の中原綾子ですが、彼女は詩集「灰の詩」(昭和34…

男女格差の原因は日本語の中に隠されている

なかなか解消されない男女の格差。その最も端的な事例が政治の世界です。世界の国会議員の中の男女比で女性の占める割合は、24.3%ですが、日本はまるでそのレヘルに達していないのです。 日本の女性議員比はG20の最下位 国会議員の中に女性が占める割合は、…

犬が歩けば孤独の風が吹いてくる

何十年とサラリーマンをやってきましたが、辞めた今となっては、よくも毎日枚員電車に揺られて通ったものだと不思議に思います。通勤途上、会社関係者に会うと、顔色を窺いながら、挨拶のひとつも交わさないと、たちまち不適格者の烙印をおされかねません。…

なぜ他人の背中を見る度に悔しさが募るのか

「藍より青く」と聞いてNHKの朝の連続テレビ小説を連想した人は相当の年配ということになります。1972年に真木洋子・主演で放映されたこのドラマの内容はまったく記憶にありません。考えてみれば学校に行っている時間ですからね。 この「藍より青く」という…

愛とは燃える矢のようなもの

老人の運転による痛ましい事故が相次いでいます。そもそも老人は自分の衰えを自覚していないところに問題があります。 少し前には、たばこのポイ捨てを注意されたことに逆上した75才の無職男性が、小学 1年生の男児の首を絞めて逮捕されるという事件が発生し…

「チョイ良いおやじ」は、なぜモテない!良は悪より劣るのか?

昔の同僚から結婚の報告と挙式への出席打診のメールが届きました。昔の縁なのにわざわざ招待いただけるのは、当時私が少しだけ善人の「チョイ良おやじ」だったからかなと思います。 名前の一部に「良」があれば良い人 もっとも私の良心の源は、武田鉄矢が「…

私家版~洋楽女性ボーカルランキング

最初にお断りをしておきますが、この記事は生きていくうえで何の役にも立ちません。私の独断で、ひたすら洋楽女性歌手のお好みランキングを発表する趣向なのです。 99.9%が女性シンガー よく「ほとんど」の比喩として「99.9パーセント」という言葉が用いられ…

時給が「肩たたき券」より安かったWEBライターの話

近年、クラウドソーシングという働き方が注目されていますが、中でも人気が高いのがWEBライターです。WEBライターとはいったいどういう仕事なのか。私の体験を通じてお伝えしたいと思います。 週刊誌の記事がきっかけで始める 私がWEBライターを始めたきっか…

人は目に見えるところにしか心を届けることができない

配慮のできる人物に対して「あの人は細かいところまで目が行き届く」などと言いますが、実のところ、人間は目の見えるところでしか他人を思いやることができないのです。この世の中が冷たく、孤独に感じるのは、そんな人間の特性が原因ではないでしょうか。 …

万年係長ついに永世係長の座をつかむ~の巻

ついに振り込み詐欺の魔の手が伸びてきたのかと思いました。机の上にぽつりと置かれていた、56万円の納付書。身に覚えのない高額支払要求なので、これは絶対に怪しいと息を呑んで手に取りました。 健康保険料の支払い請求だった 高額請求は、健康保険料の前…

時の流れは万人に平等に流れているのか?

岡村孝子さん、緊急入院か。心配ですね。私は自分よりも年下の人間が作った歌は「若造が作った青い歌詞なんかなんの価値もない」との考えなので、まず聞きませんが、彼女の歌だけは別格ですね。私的なメッセージだけど、心に届きます。 世の中感情移入できな…

小説の主人公は作者よりもモテるか?

小説を発表する機会が増えると、作者である私よりも作品の方が独り歩きをします。何かの機会で読者に遭遇したときに「あら、思っていたイメージと全然違う」などと失礼極まりない言葉を投げつけられることもしばしばです。そんな作品と作家のギャップについ…