やがて書きあぐねし凡情

=今日も何もなかった=

時の流れは万人に平等に流れているのか?

岡村孝子さん、緊急入院か。心配ですね。私は自分よりも年下の人間が作った歌は「若造が作った青い歌詞なんかなんの価値もない」との考えなので、まず聞きませんが、彼女の歌だけは別格ですね。私的なメッセージだけど、心に届きます。

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世の中感情移入できない歌詞ばかり

それにしても、最近の歌は「生涯あなたを守る」とかいった、根拠のない自己陶酔型の歌詞が鼻につきます。実際はほぼ聴いていないので先入観なのですが。 

そんなわけで私が聴くのは24時間洋楽です。洋楽の歌詞とて「本当に、本当に、本当にあなたが好き」程度のことしかいっていなと思うのですが、何しろ、それほど英語が理解できるわけではないので、まったく苦痛になりません。 

パソコンが壊れた

ところでパソコンが壊れたので買い換えたのですが、いつものルーチン作業を行うと、劇的にスムーズに作業が進み、結果時間が余ってしまいました。パソコンの処理能力が飛躍的に向上したためです。思えば、旧機種では、何度も「応答なし」の表示が現れ、カーソルの動きもままならないことが日常でした。それらのタイムロスにより文字どおり貴重な時間を奪われていたのです。正直パソコンの買い替えは、想定外の出費で痛手でしたが、それで時間を買ったのだと思うことにしました。

 時間は本当に平等か?

作業が効率的に進むのは大歓迎だとしても、このような事態に直面すると、私はますます「時間は不平等だ」との思いを強くします。よく「歳をとってからは、時間が経つのが早い」とか、あるいは反対に「子どもの頃は時間がゆったり流れて、死ぬほど退屈した」という言葉を耳にしますが、これはあながち誇張ではありません。 

私はこの事象を理解するために、人の脳をコンピューターに喩えます。高齢者の脳を8ビットパソコンだとすると、少年たちはwindows10です。CPUに圧倒的な差があります。 

町で知人に出会った時に、高齢者は、まず名前を思い出すことか始まって、それに約1分の時間を要します。しかし、少年は瞬時で名前はもちろんのこと、相手のあらゆる属性を引き出して会話に臨むのです。つまり、人と会話をするという事象だけでもこれだけの差が生じるのです。 

高齢者が、半日かけてこなした何かの軽い作業を、少年は数十分もあればこなせるでしょう。何をやっても「死ぬほど退屈する」のは当然のことなのです。つまり余命10年だとすると、実のところ高齢者にとっては、その10,年は全盛期の2年相当のことしかこなせない時間だということです。 

テイラー・スイフトの方が人間として価値があるのか?

これを言い換えれば、たとえば、テイラー・スイフトならこの先10年で10枚のアルバム200曲近いオリジナル曲を世に発表し、世界中の何千万人、延べにすれば何十億人の人々から賞賛を浴びることでしょう。

彼女の場合、シンガーソングライターですから、収入は印税だけでも天文学的数字になります。その得た収入で、将来何億人の子どもの命を救う慈善行為をするかもしれません。

その期間に「私」がやれることといえば、せいぜい自己満足の反戦歌「そして戦場は雨だった(仮題)」なんて曲を作り、3人(内1人は身内)から、褒めてもらうくらいが関の山でしょう。 

反戦歌といいながら、当然戦争の抑止力にもならないことは火を見るよりも明らかです。素人の反戦歌を褒めるくらいですから、その人達は端から反戦思想の持主だということです。したがって、歌で人の心を変えたわけでもありません。 

では「私」の価値は、テイラーよりも劣るのでしょうか。まあ、普通に考えればそうでしょうね。しかし、それはいわば「世間」の価値観に過ぎません。余命10年だとすれば、実態のない「世間」などに振り回されるのではなく、自分の哲学を創り、そこに価値を見出すべきです。

世間に振り回されるバカらしさは、芸能人の不倫騒ぎをみても分かります。不倫はよくないことだとしても、法律に抵触したわけではありません。あくまで家族間の問題なのです。それを鬼の首をとったように大騒ぎをして、挙句の果てに批判をするのが「世間」の正体なのです。

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自分の殻にこもった道を選択する

そんなわけで、私はもう他人の回顧録やサクセスストーリーに耳を傾けることはしません。今さら他人の歩んできた道を学んでも得ることなど何もないからです。ついでに言えば、もう選挙権の行使以外に政治活動に参加することもないでしょう。もっとも、その選挙権すら行使しない人が世の中の主流なのは理解に苦しむところですが……。

若者たちが、ゆるやかな流れのライン川で「ローレライ」を歌っている世代だとすれば、私達は、急流を猛スピード下るボートのようなものです。正直「世の中がどう」と大上段に振りかざしている余裕などありません。つまり世の中の動きが速すぎて、心も体もついていけないという状態なのです。 

健康寿命の日数がカウントダウンされている今、やりたいことがあっても、身の回りのことであたふたするばかりで、なかなか前に進めない。「時間の流れは不平等だな」と実感しています。